登録: 2017年 1月 6日

家庭での備え

 大地震などの大規模災害が起こったら、電気、ガス、水道などのライフラインが長時間供給されないことが予想されます。町の備蓄物資の供給にもある程度時間がかかることや、また、自宅が倒壊していなければ、在宅で避難生活を送ることも想定されます。もしもの時に備えて日頃から各家庭で生活必需品を備蓄しましょう。

 

<家に置いておくとよい防災グッズ10品目>

【1. LEDランタン】

「防災グッズで明かりと言えば?」と聞くと、多くの人が「懐中電灯」と答えます。しかしながら、被災地では「懐中電灯は使いにくかった」と答える人がほとんどです。

・何故かというと両手がふさがってしまうため。支援物資を運ぶ、炊き出しを調理する、ケガ人の手当をする、・・・・すべて両手が必要な作業です。

・そのため、両手が自由になるヘッドライトやランタン型ライトが有効だが、家で照明として使うなら「LEDランタン」が有効です。

・懐中電灯やヘッドライトは一箇所しか明るくすることができません。

・予備電池も忘れずに!

 

【2.口腔ケア用ウェットティッシュ】

・地震で水が出なくなった場合、歯みがきができなくなります。

・「歯みがきは多少しなくても大丈夫だろう」と思う人は多い。

・しかしながら、口の中を不衛生にしておくと、口からウイルスなどが体内に入り、肺炎などの病気にかかりやすくなります。

・歯など口の中が拭けるタイプのウェットティッシュを用意しておけば、水が出なくても口の中を衛生的に保つことができます。

・防災用品ではなく介護用品なので、購入の際は介護用品コーナーでお求めください。

・保存期限が3年なので、普段使いをしながら買い足していくストック方法がおすすめです。

 

【3. からだふきウェットティッシュ】

・手ぬぐいサイズのウェットタオル。お風呂に入れない時に利用します。

・ティッシュサイズだと誰かに頼まなければ背中を拭くことができませんが、このサイズだと一人で背中を拭くことができます。

・心に余裕がない状況下では、誰かにものごとを頼むことも負担なので、一人で完結できるツールは有効です。

 

【4. ラップ】

・地震で水が出なくなると、食器が洗えなくなります。そのまま使うと1回で食器が使えなくなるので、ラップを食器に被せます。

・こうすると、ラップを取りかえるだけで次の食べ物が食べられるので有効です。

 

【5. 携帯トイレ(便袋)】

・阪神・淡路大震災の際、下水道に被害が出た地域では復旧までに3か月ほどかかり、3か月間トイレが使えなくなりました。

・トイレは長期戦になることが多いため、たくさんの量を備えておくことが大切です

 

【6. 新聞紙】

・紙食器、骨折時の添え木、防寒など多用途に使えます。

・購入できる防災グッズセット等には入っていないので、読み終わった後すぐに捨てずに一定量とっておくなど、別途準備が必要です。

 

【7. ポリ袋】

・ゴミ袋サイズのポリ袋は水を運ぶのに有効です。

・東北の被災地では、給水車が来たにも関わらず、容器がなくて水がもらえなかったというケースもありました。

・箱状のものにポリ袋を被せてバケツ代わりにすることができます。

・リュックで水を運搬する方法が、負担が少なく有効です。ポリ袋に水を入れて口をしっかり結び、それをリュックに入れて運びます。

 

【8. 水(保存水)

最低限備蓄しておいて欲しい量は・・・1人1日3リットル×家族の人数×3日分。

備蓄スペースに余裕がある場合は、7日分備蓄しておくのが理想です。

 

【9. 非常食】

非常食も水と同じく、最低3日分、理想的には7日分以上備えておくと安心です。

 ≪非常食の新しい備蓄法「ローリングストック法」の紹介≫

・これまでの備蓄法は、5~10年と長期間もつ非常食を大量に買込み、置いておくというスタイル。

・それだと、非常食が押し入れの奥などにしまいこまれ、存在自体を忘れてしまうことも。また、実際地震が起こった際に賞味期限が切れていて食べられないといったことも起こりがちです。

・そのため、普段の生活の中で“食べながら買い足す”、新しい備蓄法「ローリングストック法」が最近主流になりつつあります。

1.月に1回「非常食の日」を設定し、古いものから順番に、定期的に非常食を食べていく。

2.食べた月の月末に、食べた分を買い足す。

3.月1回、食べたら、買い足す。食べたら、買い足す。これを12か月繰り返す。

4.月1回で12か月なので、ちょうど1年で食料がそっくり新しいものに入れ替わる。

・つまり、「非常食の賞味期限が1年で良い」ということになります。

・賞味期限が1年で良いということになれば、これまで定番だった非常食以外に、レトルト食品やフリーズドライ食品など、普段食べている食品を非常食として選ぶことができます。

・被災し精神的にもしんどい生活を過ごす中で、普段食べなれているものや好きなものを食べられるということはとても重要なポイントです。

 

【10.カセットコンロ・ボンベ】

・カセットコンロがあるだけで温めたり調理をしたりお湯を沸かしたりできるため、災害時に食べられる食材の種類が大きく拡がります。

総務課 地域安全担当  お問合わせ

電話番号 048-991-1895
FAX 048-991-7681

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