登録: 2014年 10月 3日
9月27日(土)、県営まつぶし緑の丘公園で「B&G海を守る植樹教育事業」植樹祭を開催しました。
この事業は、横浜国立大学名誉教授で(公財)地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長の宮脇 昭先生が考案した宮脇方式と呼ばれる植樹方式をもとに、B&G財団が全国で進めているものです。
「地元植生の広葉樹などのドングリを拾い、蒔き、苗を育て、植樹することが、海を守り、生命を守ることにつながる」ということをこの事業を通じて、一人でも多くの子どもたちが学ぶことを目的としています。
当日は、宮脇先生指導のもと、松伏町の子どもたち124人、大人45人の計169人が、県営まつぶし緑の丘公園の里山ゾーンの200平方メートルにシラカシ、タブノキ、スダジイ、アカガシなど16種類682本の苗を植樹しました。
<宮脇方式とは>
人の手を加えなければ自然に生えるであろう、その土地本来の樹木(潜在自然植生)を活用し、自然の森のシステムに沿った混植・密植を行う植樹法。
東日本大震災の際、人工林の多くは津波に倒されてしまいましたが、土地本来の植生が残る鎮守の森などは倒れませんでした。国内の潜在自然植生を調べ、混植・密植によって短期間で本来の森に育てる植樹法を考えた宮脇先生は、これまで国内外1,700ヶ所で4,000万本の木を植え、環境界のノーベル賞といわれるブループラネット賞を日本人で初めて受賞しました。
|
植樹方法を教える宮脇先生。 |
|
カシ、タブ、シイなどの苗を植えました。元気に育ちますように! |
植樹祭に参加した皆さんです! |
関連情報