登録: 2023年 9月 1日
●あゆみ
松伏町の公共下水道(汚水)は、昭和60年度に着手し、平成5年4月1日に田中地区の一部と外前野地区において、初めて供用を開始しました。それ以降、田中地区、松葉地区、東埼玉テクノポリス地区、内前野地区、砂場地区、外河原地区、上河原・八反地区の順番で供用を開始しています。平成25年度末には、市街化区域の汚水整備が概ね完了しました。
●下水道に接続しましょう
公共下水道が整備された地域では、下水道法により台所やお風呂場などの生活排水は遅滞なく(1年を目途)、くみ取り便所は3年以内に水洗便所に改造し、公共下水道に接続することが義務付けられています。
下水道へ接続すると、悪臭や害虫の発生が抑えられ生活環境がよくなります。また、側溝や河川などがきれいになり自然環境を守ることにもつながります。下水道の役割をご理解いただき、清潔で快適な街にするため、下水道への早期接続をお願いします。
概要や使用料については、下記の関連情報、ダウンロード欄をご覧ください。
●特徴
松伏町の公共下水道は、汚水と雨水を別々の管きょで運ぶ「分流式」です。家庭や工場などから汚水管きょで集められた汚水は、町の汚水中継ポンプ場などから、埼玉県の施設である「中川流域下水道」の幹線に放流されます。そして、三郷市にある「中川水循環センター」できれいな水に処理され、中川に放流されています。このように、流域下水道で汚水処理をしてもらう公共下水道を「流域関連公共下水道」と呼びます。
また、内前野地区14.9haは狭あいな道路が多いことから、建設費の低減・施工期間の短縮・建築物への影響の低減、地下埋設物への影響の低減のため、「真空式下水道システム」を採用しています。これは、真空弁ユニットが設置されたマンホールに一時的に貯留した汚水を、真空ステーションのポンプで発生させた負圧により、強制的に吸い込んで収集する仕組みです。
※右上のマンホール蓋は、「松伏町型マンホール蓋」です。蓋のデザインは、町名から松伏町の松にちなんで決定されました。実際に設置されているマンホール蓋は黒蓋です。
●汚水管きょと公共汚水桝の設置
松伏町では、汚水管きょなどの設置と管理は、次を原則としています。
1 宅地が公道に面している場合(公道に面していても私道の持分がある場合は、下記2となります)
道路下の汚水管きょ …町が施工して管理
汚水管きょからの取り出し管…整備時点での1宅地について1箇所を
町が施工して管理
公共汚水桝 …同上
2 宅地が私道に面している場合
道路下の汚水管きょ …私道の地権者全員の同意が得られた場合のみ
町が施工して管理
汚水管きょからの取り出し管…整備時点での1宅地について1箇所を
町が施工して管理
公共汚水桝 …地権者や居住者などが設置して町が管理
3 整備後の土地の分筆
上記1、2により整備を行った後に土地を新たに分筆した場合は、分筆した個数分の取り出し管と公共汚水桝は、地権者などが設置をして、町が管理します。なお、設置をするためには、「制限行為申請書」を町に提出して、町の許可を得る必要がありますのでご注意ください。
※農業集落排水処理施設について
松伏町では、公共下水道以外の汚水処理施設として、大字魚沼地区の一部において「農業集落排水処理施設」を整備し、供用を開始しています。
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